令和8年 本尊大祭が結願しました

5月5日より三日三晩をかけて、檀信徒精霊の菩提を祈り全九座の万灯万華供養法会を行う「本尊大祭」が5月8日、無魔成満いたしました。ご参拝いただきました皆様、そして当法会をお支えいただきました関係者皆様には厚く御礼申し上げます。

本尊大祭の最終日、真言宗岡山市内結衆寺院の皆様にご助法いただき開莚した結願法会は、「中曲理趣三昧法会」を奉修。多くのご参拝をいただき、皆さんと心一つにお祈り合わせすることができたように思います。

法会後の法話では、諸事情がありまして当初の予定を変更し、真庭市蒜山福王寺の御住職・小谷剛璋僧正に能化をお勤めいただきました。

さらには「客殿修繕および檀信徒文化会館新築奉讃会」の第2回総会を開催し、設立総会(1/8)よりこれまでの事業、会計の各報告、並びに今後の予定などについてご参拝の檀信徒皆様にお諮りしました。おかげ様で皆様よりご賛同をいただき、質疑応答、謝辞を経て滞りなく閉会いたしました。次回(第三回総会)は令和9年1月8日に行われる「初薬師 大般若法会」の際に開催します。

令和8年本尊大祭がはじまりました

昨日5/5夕刻より、本尊薬師如来の厨子を開き、三日三晩をかけて檀信徒精霊を供養する「万灯万華供養 本尊大祭」が始まっております。

5/5~5/7の三日間は18:30より「初夜(そや)法会」を奉修し、檀信徒精霊に回向するため万灯万華供養を行っております。朝と昼もそれぞれ「後夜法会」、「日中法会」を奉修しておりますが、そのいずれも寺内僧侶のみで行っており、一般にご参拝いただけますのは初夜法会のみでございます。ご縁のある御方にはぜひお参りいただければ幸いです。

結願の5月8日は、朝10時より「写経会」を行い、午後2時より岡山市内結衆寺院ご参集のもと「結願 中曲理趣三昧法会」を行います。お土産や記念品もご用意しておりますので、檀信徒皆様にはぜひともご参拝下さい。

▽▽▽詳しくはご案内用紙をご覧ください▽▽▽

https://www.chosenji.net/index/img/2026honzon.pdf

杖心会「伊勢街道巡礼の旅」

長泉寺杖心会は4月17日より「伊勢街道巡礼の旅」を開催。ご参加いただいた26名の檀信徒皆さんとともに、二泊三日をかけて長谷寺(奈良県桜井市)、松坂城下町(三重県松坂市)、本居宣長記念館(同)、斎宮跡(三重県明和町)、朝熊山金剛証寺(三重県伊勢市)、二見興玉神社(同)、月読宮(同)、外宮(同)内宮(同)と巡礼をしました。

今回のテーマは「神仏習合の聖地を歩む」ということで、6世紀の仏教伝来以降、大陸からやってきた仏教と我が国特有の神祇信仰が混然一体となって展開してきた神仏習合の遺蹟を巡ることで、神仏双方を信仰する私たち日本人の精神的なルーツに迫れたように思います。

特に、伊勢における内外の両宮と真言密教における金剛界と胎蔵界両部の大日如来との関係や、長谷寺の本尊十一面観音と伊勢の天照大神との関係、さらには弘法大師ともご縁の深い雨宝童子(長谷寺本尊脇侍・金剛証寺宝物)についても学ぶことができ、参加者皆様にも大いに喜んでいただけたのではないかと存じます。

おかげさまで素晴らしい天気にも恵まれ、良い旅となりました。ご参加いただきました皆様にはありがとうございました。

引き続き、杖心会を宜しくお願いします。

東日本大震災15周年忌法会

平成23年に発生した東日本大震災から15周年忌にあたる本日3月11日、同震災発生時刻に合わせて一座理趣三昧法会を奉修しました。

15年前、同震災発生の一週間後のことでしたが、私は岩手県釜石市へ行く機会をいただき、さらには現地寺院のご住職よりご依頼を賜り同市内の遺体安置所で日々読経させていただいた経緯があります。

あの時のことは未だに深く心に残っており、おそらく今後も忘れることはないでしょう。

同震災における被災物故者を至心に弔うとともに、被災者ならびに被災地の安寧を衷心よりご祈願申し上げる次第です。

合掌

令和8年 節分星まつり

2月3日、毎年恒例の節分星まつりを奉修し、檀信徒をはじめご参拝の皆様の厄除祈願を行いました。

併せまして、縁起物の「獅子舞」を備前太鼓唄弘西普及会の皆様にご奉納いただき、ご来場の皆様にも喜んでいただきました。

そして法会の最後に豆まきをし、皆さん笑顔で大変賑やかな雰囲気の中、春の訪れを寿ぐ時間を過ごすことができたように思います。

皆様の除災招福を心より祈念申し上げる次第です。

なお、厄除け祈願のために御供いただきました多くのお菓子類は、ご参拝の皆様に配布するとともに、その一部は児童養護施設「若松園」様にご寄贈させていただいております。

法会を支えていただきました関係者皆様には厚く御礼申し上げます。

令和8年ご挨拶

あけましておめでとうございます。

今年は午年ですね。

午は「駆け抜ける」などと申しますが、

私も元日からこれまで休む暇なく、まるで競走馬のスタートダッシュのように走り続けている新春でございます。ただ若い時と違ってすでに息切れ状態の有り様で、そろそろ少し休まなければゴールにはきっとたどり着けないだろうなぁと、中年を迎えての体力低下をしみじみ感じている次第であります。皆様におかれましても、もちろん頑張るべきときは頑張らないといけませんが、しかし努力も休み休みにしていただいて、健康第一!健やかで心豊かな一年を過ごしていただければと願っております。

さて、この年末年始を振り返ってみますと、先ずは昨年の大晦日、恒例の「除夜の鐘」奉修につき、約200名の方々にお参りいただきました。接待講のご婦人皆様による手作りの豚汁も大好評で、もはや当山除夜の鐘の「名物」になっていると言えるでしょう。遅くまでお世話をいただいた皆様には本当にありがとうございました。

年が明けて正月8日、当山の修正会である「初薬師 大般若法会」を奉修しまして、こちらは約50名の檀信徒皆様にご参拝をいただきました。例年同様、ご参集の僧衆皆様に『大般若波羅蜜多経』を転読していただき、私は導師として檀信徒皆様の一年の無事安寧を祈願させていただきました。さらには、今年はじめてお越しいただいた筝曲奏者の光原大樹さんよりお琴の演奏を奉納いただいたのですが、これが本当に美しい音色で、まさに日本のお正月らしく、心清らかに新年を寿ぐ時間を過ごすことができたように思います。

そして今年は、法会結願の後に、これまで檀信徒総代会で熟議を重ねてきた「客殿修繕ならびに檀信徒文化会館新築奉讃会」の発足に関する説明会を開催しまして、ご参会の檀信徒皆様に私から事業の必要性や工事内容の説明をさせていただくとともに質疑応答の時間を持ちました。本堂修繕以来の大きな事業になりますので、可能な限り多くの方々にご理解とご協力をいただければと願っているところですが、先ずはそのスタートとなる今回の説明会につきましては満場一致でご賛同をいただき、晴れて同奉讃会が発足することになりました。なお、同事業内容につきましては、来る三月春彼岸の際に正式なご案内文書を以って詳しくお知らせさせていただく予定です。

いよいよ中興七十周年(令和11年)に向けての大事業が動き出します。未来の檀信徒へ安心安全なる伽藍を継承するべく、力の限り精進してまいる所存です。檀信徒皆様には、どうか当奉讃会へのご理解を賜り、可能な範囲でご協力をいただければ幸いです。

そしてお正月の締めくくりとして、十五日に「とんど焼き」を奉修し、一通りの正月行事を無事に終えることができました。

国内外で様々に問題の多い時代ではありますが、どうか仏様にお見守りいただき、皆様にとって穏やかなる一年となってもらえたらと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします

杖心会 出雲大社神在祭参拝の旅

12月6日、長泉寺杖心会で出雲大社様へ参拝しました。

昨年まで、8月のお盆行事の結願として、貸切バスで各地へ出向き「施餓鬼法会」を奉修しておりましたが、近年の夏があまりに暑いので、本年より施餓鬼法会は当山本堂で営むことにし、その替わりとして気候の良い時期に「檀信徒日帰り巡礼」を行うことにしておりました。

その第1回目が今回ということだったのですが、せっかく出雲大社へ行くのだから全国八百万の神様が出雲大社へお集まりになるという「神在祭」にぜひ参拝しようということで、旧暦10月10日から17日(本年11月29日から12月6日)にかけて行われる同祭最終日に出向いたというわけです。

神在祭最終日の土曜日・・・、相当の大渋滞を覚悟しての出発となりましたが、事前に駐車予約をしている観光バスに限る特例で、渋滞のない入場口から駐車場へ入らせていただくことができ、なんと予定よりも早く到着。

出雲大社へ着いた杖心会一行34名は、先ずは祓社で心身を浄め、そして松の参道を進み、手水舎で手口を濯いでと、しっかり手順を踏まえて拝殿へ参拝。さらには全国八百万の神様が来ていらっしゃるという十九社、そして素戔嗚尊が祀られる素鵞社及び八雲山を巡拝し、最後に御本殿西側より大国主命を参拝させていただきました(同社主祭神である大国主命が西を向いていらっしゃるため)。

天候も素晴らしく、本当に心地の良いお参りができました。

太陽神である天照大神を祀る伊勢神宮に対して、大国主命を祀る出雲大社は大和の国からみると西側に位置し、日の沈む聖地とされています。帰りの際、古来より多くの人々が信仰をしてきた理由がよくわかる、まことに見事な夕陽を拝むことができました。

ご参加いただきました皆様には、ありがとうございました。

杖心会「日中仏教文化交流訪問」

長泉寺杖心会は、10月16日より6日間、中国洛陽市と西安市を訪問しました(参加18名)。

洛陽市街地
白馬寺山門前

岡山市の友好都市である洛陽市には、「白馬寺」という中国最古のお寺があります。岡山、洛陽両市の民間交流事業の中で、当山は40年以上にわたって同寺と仏教文化交流を重ねてきており、当山鐘楼門の梵鐘や玉仏堂に祀られる釈迦牟尼佛像はこれまでの交流事業の中で白馬寺様より請来されたものです。また、同寺現住職である印樂方丈様には平成31年に奉修した「本堂修繕落慶法会」にご参列を賜り、さらには令和4年の玉佛堂落慶法会に対してはコロナ禍ということもありビデオレターを頂戴しました。当山からも先代の光研名誉住職がこれまで毎年のように訪中し、白馬寺先代の海法方丈様の代より友好交流を続けるなど、仏教を通じた文化交流を深めてまいりました。

白馬寺妙通師(写真中央)と 

今般、岡山より同寺を参拝した我々一行は、弘法大師の著書をまとめた『十巻章』と、毛筆では日本で最高級と呼ばれる「熊野筆」をお土産として奉納し、白馬寺様からは陶器の白馬像と、同寺に伝わる『仏説四十二章経』の拓本を頂戴しました。歓迎レセプションの後は、同寺本堂をはじめ大変広い境内をご案内いただき、さらには精進料理のおもてなしをいただくなど、素晴らしい交流の時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

白馬寺での読経

白馬寺様を後にした一行は、牡丹画の巨匠で、当山と長年にわたって交流のある王綉先生を訪ねるため、先生が名誉館長を務める「洛陽博物館」へ参りました。中国の人間国宝でもある王綉先生には、かつて当山白須賀観音堂の壁画を描いていただいたというご縁があり、この度の再会を喜び合いました。また、同館で開催中であった先生の牡丹画展や隋唐代の歴史遺産を展示する常設展をご案内いただき、中国の伝統文化や悠久の歴史に触れることができました。

王綉先生(写真右)と
洛陽博物館

洛陽ではさらに、龍門石窟への参拝や応天門の観光、また、真言密教における根本経典の一つ『大日経』の翻訳者で、伝持八祖の一人である善無畏三蔵を祀る「広化寺」様や、同じく真言密教根本経典である『金剛頂経』を伝え、伝持・付法両八祖の一人である金剛智三蔵の墓所などを巡拝し、実に感動的な時間を過ごすことができました。

龍門石窟 廬舎那仏
洛陽 応天門
広化寺 善無畏三蔵塔

西安市では、弘法大師が恵果和尚より密教両部の大法を授かった「青龍寺」様、伝持・付法両八祖の一人である不空三蔵の遺蹟「大興善寺」様、玄奘三蔵の遺蹟で大雁塔のある「大慈恩寺」様を巡礼したほか、兵馬俑や華清池などを観光しました。

青龍寺 寛涛師(写真右)と
大興善寺での読経
大慈恩寺 玄奘三蔵像と大雁塔

5泊6日の旅でしたが、仏教を通じた心豊かな交流事業ができるとともに、真言密教のルーツを巡礼することができました。

ご参加いただいた皆様をはじめ、諸々のお世話をいただいた㈱アジアコミュニケーションズ様、ご協力いただいた岡山市日中友好協会様、洛陽市人民対外友好協会様、洛陽市宗教局様には、心より御礼を申し上げます。

インド・ブッダガヤ大菩提寺管理権裁判について

お釈迦さまが悟りに至られた聖地インド・ブッダガヤには、「大菩提寺」という寺院が建っています。私も参詣させていただいたことがありますが、同寺は全世界の仏教徒にとって極めて大切な場所であります。その大菩提寺が今、歴史的な瞬間を迎えるかもしれないということで、当ブログでもご紹介させていただこうと思います。

そもそも「ブッダガヤ大菩提寺」とは、仏教発祥の聖地でありますので、おそらく日本の多くの方がインドの仏教徒が管理しているお寺だと認識されているかと存じます。しかし実はそうではありません。インドの複雑な歴史、混沌とした宗教文化の中で、長らくヒンドゥー教徒による管理が続いており、仏教徒にとってはとても歯がゆい状況なのです。

そんな中、岡山県出身で半世紀にわたってインド仏教再興のために尽力されている佐々井秀嶺師は、全インドの仏教徒とともにブッダガヤ大菩提寺の返還を求める活動(啓発アピールやデモ行進など)を1992年より行い、2012年からはインド最高裁へ訴えて、大菩提寺の管理権を仏教徒の手に取り戻すための裁判を開始しました。それから13年間、インド国内におけるヒンドゥーとイスラムの宗教対立や新型コロナの影響でなかなか結論が出ませんでしたが、ここへきてインド最高裁は「結審」することを明言。今月5日、ついに判決が言い渡されるというのです。

先月には、岡山市佛教会としてこの裁判に対する緊急声明を発表しました。どうか全世界の仏教徒の悲願が成就するよう至心に祈念するところでございます。

以下、佐々井秀嶺師の公認後援会「南天会」の機関紙『龍族』5号(2015.12.7)を参照させていただき、大菩提寺についての歴史的経緯を略記いたします。

お釈迦様が入滅された後、3世紀になってマウリヤ王朝アショーカ王が大菩提寺を開創しました。ところが13世紀、同寺院が位置する東インドへイスラム軍が侵攻します。同地の仏教徒は、53メートルもある大菩提寺の大塔をなんとか守ろうと、尼蓮禅河の砂を以って埋め隠したのだそうです。それから約600年後の1880年、イギリスの考古学者アレキサンダー・カニンガムは発掘調査を行い、大塔は再び姿を現しました。

 しかしながら、大塔が砂に埋まっていた600年の間に、同寺院が位置する地域がヒンドゥー教徒の居住地へと変わってしまっていました。1947年、インドはイギリスから独立し、ブッダガヤ大菩提寺には管理委員会が設置されることになりました(1949年)が、そのような歴史的経緯もあって同委員会はヒンドゥー教徒が多数を占める構成(管理法によって規定)となってしまいました。以来、現在にいたるまでその状況が続いています。

 佐々井秀嶺師は、同寺院の管理法がインド憲法に違反しているとして、その無効、廃止を訴えています。

より詳しく知りたいというお方は、南天会のホームページをご覧ください。

ブッダガヤ大菩提寺奪還運動のこれまでと現在の活動について – 南天会|佐々井秀嶺上人の活動を支援するネットワーク

令和7年「白須賀観音 夏まつり」

毎年恒例の「白須賀観音 夏まつり」を7月12日(毎年7月第二土曜)に奉修しました。

昨年を上まわる1,300名ほどの地域の方々にご来場いただき、大変賑やかなる祭となりました。

当祭開催にあたりまして、御志(協賛金)を賜りました多くの檀信徒有志の皆様に先ず以って厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。当該の皆様には、当祭開催日までの七日間にわたって奉修した「七日千手法」にてお加持させていただいた「白須賀観音御守護」を贈呈しますのでどうかお納め下さい。

また駐車場をお貸し下さいました近隣企業の皆様、「お楽しみ抽選会」への景品提供をいただいたご縁有る企業様、商店様、さらにはポスター掲示やチラシ配布など広報のご協力をいただいた各法人様、個人様にも心より御礼を申し上げます。

多くの方々に当祭の意義をお汲み取りいただき、お力添えを賜りましたおかげで、白須賀観音の功徳も弥増し、地域に喜びと元気が一層に広がったことと存じます。

「祭」は「ハレ」であり「非日常」であり、特に子どもたちにとっては永く記憶に残る特別な行事です。その祭が如何にあるか?というのは、その地域の未来をも左右する重要な事柄だろうと存じます。ご協力いただきました各位には、今後も末永く当祭を支えていただければ幸いです。

最後に、運営や準備にご尽力賜りました総代、世話人の皆様、当祭へのご理解、ご協力を賜りました町内の皆様に深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

【運営へのご協力をいただいた企業様・団体様】(五十音順)

あいさか歯科医院 様

株式会社 池田動物園 様

NPO法人 音楽の砦 様

サンヨー薬局南方店 様

株式会社 中原三法堂 様

医療法人 南方クリニック 様

株式会社 南方ホールディングス 様

南方中道長泉寺町内会 様

【景品提供のご協力をいただいた企業様】(五十音順)

株式会社池田動物園 様

割烹かどや 様

株式会社 GROP 様

株式会社 トマト銀行 様

株式会社 中原三法堂 様

肉のクマザワ 様

備前味噌醤油株式会社 様

フラワーショップ片山 様

株式会社 ベネッセホールディングス 様

株式会社 リョービツアーズ 様